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地球科学

バイオ炭で「食べるだけでエコ」な環境保全型農業を全国に広めたい!

CO2を地中に戻すことで、大気中の温室効果ガスの総量を減らす環境保全型農業を全国に広め、カーボンマイナス社会を目指します

林 永周(イム ヨンジュ)(立命館大学)
これまでに集まった金額
プロジェクト成立
¥910,000
182%

サポーター

23人

募集終了

このプロジェクトは、までに目標金額の¥500,000が集まれば成立します。

私たちに何ができるの?

地球の平均気温は産業革命前から1度上昇しており、地球温暖化による被害が世界各国で報告されています。毎年のように異常気象による河川の氾濫や土砂被害などが多発しており、100年に1回と言われるような大規模な自然災害も頻繁に起きています。さらには、温室効果ガスによる平均気温の上昇はこの先も進み続けると予測され、この影響はさらに深刻化すると「国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は警告しています。

このように地球温暖化の危機は、私たちのごく身近に迫ってきています。とはいえ、大きすぎる課題を前に「私たちに何ができるの?」、そんな風に感じている方も少なくないはず。また何をしたらよいか分からないが、家庭での節電・節水や公共交通機関の利用など、省エネ活動を行っている方も多いでしょう。

今回、私たちが提案するのは、「食べるだけでエコ」な環境保全型農業への支援・参画によって、地球の温室効果ガスの総量をマイナスにする=「カーボンマイナス」を達成するという取り組みです。立命館大学では、カーボンマイナス社会を実現するための社会実装研究「カーボンマイナスプロジェクト」を行っており、その取り組みを今回のご支援でさらに広げていきたいと考えています。

 

「カーボンニュートラル」と「カーボンマイナス」

2020年10月、菅元総理が2050年までに日本の温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすると発表しました。EUや英国、アメリカなどの主要国も同様に、2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロを目標として掲げています。この「実質ゼロ」とは、温室効果ガスの排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにするという意味です。これを「カーボンニュートラル」と言います。

地球上の温室効果ガス総量が増加してしまった現状において、「カーボンニュートラル」の実践によりこれ以上の増加を防ぐことはできても、温暖化を食い止めることができるのでしょうか。私たちは、すでに生じている地球上のCO2を減少に導く「カーボンマイナス」の取り組みが必要だと考えています。「カーボンマイナス」とは、CO2の排出量よりも吸収量を増やすことで、全体としてCO2の総量を減少させることを指します。カーボンマイナスを達成する方法はさまざまですが、本プロジェクトでは「バイオ炭」による「炭素貯留」の方法でカーボンマイナスを実現できる仕組みを広げていきます。

バイオ炭による炭素貯留って?

バイオ炭とは、簡単にいえばバイオマスをある条件の下、炭になるまで加熱したもののことです。また、バイオマスとは、動物・植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源を指します。

樹木は光合成によってCO2を吸収します。やがて腐ったり燃えたりすると、再び二酸化炭素を排出し、空気中の二酸化炭素は増えてしまいます。一方、CO2を吸収した樹木を炭にする(=バイオ炭)と、炭素を中に閉じ込め固定することができます。これが「炭素貯留」です。この方法を使えば、バイオ炭を地中に埋めるだけで大気中のCO2を減らし、地球温暖化の抑制に貢献することができるのです。

 

クルベジ®︎を食べるだけでエコ

炭には、畑に入れると水はけが良くなるなどの土壌改善の効果があります。バイオ炭を畑に入れることはCO2を削減できるだけでなく、作物の生育にも良い影響を与えるので、一石二鳥と言えます。バイオ炭を導入した畑で収穫された野菜は「COOL VEGE=クルベジ®︎」というブランド名で、市場への普及を目指しています。消費者はクルベジ®️を選んで食べることで農家を支援し、身近なところから気軽に地球温暖化対策を始めることができます。

今回のプロジェクトで何をめざすのか

①寄附していただいたお金を、バイオ炭の購入に充てます。

このプロジェクトは、農家の方々の畑に炭を入れていただくことから始まります。しかしながら、いくらメリットを理解しても慣行農業から切り替えることにはリスクがあるため、躊躇する場合が少なくありません。そこでプロジェクトのスタートとして、私たちから畑に入れるバイオ炭を農家の方々にお渡しします。このことでコスト面の心配を取りのぞき、多くの農家に取り組みを広げていきます。

 

②地域の農家・行政を巻き込んで、バイオ炭の材料を調達して炭焼きを行います。

プロジェックトメンバーが関係者とともに炭焼きを行い、バイオ炭購入にかかるコストを大幅にカットできる仕組みを作ります。この仕組みは地域内で資源循環を完結させるモデルケースとして、立命館大学がある茨木市から全国へ環境保全型農業を普及させていくことが最終目標です。

 

バイオ炭導入のコストは?

竹害で困っている地域の方から依頼を受けて間伐した竹などを、地域の人々が炭焼き機で焼くことで、バイオ炭を調達できる仕組みを作ります。プロジェクトが軌道に乗れば、バイオ炭の購入費はかからなくなるため、低コストで運用できます。そのことは、地球温暖化に歯止めをかけるという地球規模の課題だけでなく、地域の持続可能な資源循環にも貢献することが可能となります。

定期的に炭焼きイベントを開催する計画をしています。イベントにはご支援くださった方や地域の方をご招待することで、さまざまな人がこの地域循環に携われる仕組みを作ります。

 

1年後の研究成果のイメージ

地域内でバイオマスを用いてバイオ炭を作り炭素貯留するという循環を作ることによって、年間50トンのCO2を削減することを目指します。

1年後は、バイオ炭を導入した畑から野菜が採れる時期です。その時期にクラウドファンディングのリターンとして、クルベジ®️の収穫イベントを行います。イベントでは収穫したものを食べ、残飯を堆肥にするコンポストまで行います。ここまでで、このプロジェクトが目指す循環の一周目が完了します。

茨木市や滋賀県など立命館大学のキャンパスがある地域をモデルケースとして、ここから「食べるだけでエコな環境保全型農業」を全国展開し、日本全国で地球温暖化を食い止めるべく取り組みを続けていきます。

この活動には農家・行政・消費者など多くの人が関わるため、それぞれの役割に応じた教育・宣伝活動も必要です。プロジェックトでは、カーボンマイナス活動に必要な教育教材の開発も同時に行い、将来的には地域内で数百トンのCO2を削減できるモデルを作り上げます。

 

バイオ炭を使って食べるだけでエコな環境保全型農業を実現したい!

複雑で一見身近に感じられないプロジェクトかもしれませんが、実は簡単な仕組みで循環型社会を実現することができます。現在、日本で本格的にバイオ炭による循環型プロジェクトが行われている地域はなく、これが日本初の試みとなります。

茨木市から日本全国へ。私たちと一緒にバイオ炭による環境保全型農業を広げ、地球温暖化対策を始めてみませんか?

みなさんからのご支援をお待ちしています!


【ご寄附をいただくみなさまへのお願い】

領収書の発行について

領収書については、ブルーバックスアウトリーチでの募集終了後、手続きを経て、学校法人立命館に寄附金が入金されたのちに、ご送付となります。 領収書の発行日は、お申込受付日やカード決済口座からの振替日ではなく、学校法人立命館への入金日となりますので、あらかじめご了承ください。 本プロジェクトが成立した場合の入金日は、2022年7月下旬の予定です。

よくある質問

「寄附型」プロジェクトとは、どのようなものですか?(枠組み/個人情報の取り扱いなど)
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:「寄附型」プロジェクトでは、起案者である研究者の方が呼びかけ人となってプロジェクトを行い、所属している大学等の基金などへの寄附を呼びかけるプロジェクトです。ブルーバックスアウトリーチでお支払いいただく支援金は、そのまま大学等の研究機関の寄附受付口座などに届けられます。
こうしたプロジェクトでは、「寄附型」ではないプロジェクトとは異なり、支援者のみなさんの寄附を受け付ける(寄附契約を結ぶ)のは、各大学等の寄附基金になり、領収書の発行や、リターンの発送なども、原則として各大学等から行われます。
これらの寄附、および各大学等が行うリターンなどの業務のため、ブルーバックスアウトリーチは、必要な個人情報を、大学等と共有させていただきます。
より詳しくは、「利用規約(寄附型プロジェクトに関する特則)」をご参照ください。
志に共感し、法人から寄附をしたいと思っていますが、可能でしょうか?
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:ブルーバックスアウトリーチは、基本的には個人からの寄附に対応させていただくことを中心にサービスを提供していますが、とくにご連絡をいただいた場合は、可能な範囲で別途、ご対応させていただいております。まずはページ下部の「お問合せ」からフォームにてお問合せください。
支払い方法はクレジットカードのみのようですが、他の支払い方法には対応できませんか?
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:本サービスは、クレジットカード会社が提供する「与信枠確保」の仕組みを利用し、プロジェクトが成立するまではお引き落としを発生させずに、支援を表明いただける機能を提供しています。
このため、基本的にはクレジットカード以外の決済手段には対応しておりませんが、一部条件がそろった特別な場合には、銀行振込での支援もお受けすることができることがあります。お手数ですが、まずはページ下部の「お問合せ」からフォームにてお問合せください。
また、「クレジットカードのように使えるカード」として提供されているバンドルカードについては、クレジットカードとは機能が異なるため、プロジェクト終了日から40日未満の場合しか、支援をいただくことができません(手続きは可能ですが、40日以上募集期間があるうちにバンドルカードで支援をいただいても、募集の終了前にキャンセル扱いになる可能性があります)。また、提供会社によって規則が異なるため、すべてのバンドルカードをご利用いただけるかどうかは、本サービスでは保証しておりません。あらかじめご了承ください。