本サイトは、過去のみなさまのご支援を記念したアーカイブサイトです。新規のご支援・会員登録・各種手続き等はご利用いただけません。
古気候学

マヤの遺跡に眠るシマシマの地層を掘り抜いて、文明衰退の謎に迫る!

1年に1枚刻まれる縞模様の地層(年縞)から、古代マヤの人々が経験した気候変動、彼らを襲った異常気象の歴史をひも解きます。

北場 育子(立命館大学)
これまでに集まった金額
プロジェクト成立
¥2,270,000
113.5%

サポーター

44人

募集終了

このプロジェクトは、までに目標金額の¥2,000,000が集まれば成立します。

 

マヤ文明とは

 

マヤ文明は、メキシコのユカタン半島を中心とする地域で栄えた古代文明です。古代のマヤの人たちは、文字や暦、天文学などを高度に発達させて、独自の文明を築きました。マヤ文明は、ほかの古代文明と違って大きな河川に依存することもなく、乾燥地から湿ったジャングルまで、さまざまな環境に適応することができました。

 

グアテマラのティカル遺跡。ジャングルにそびえるピラミッドは誰の目にも印象的だ。

 

高度な技術を持ち、多様な環境に適応できる強靭な文明は、そう簡単には衰退しないように思えます。でも実際には、マヤ文明は、深刻な衰退を何度も何度も経験してきました。

 

その原因として、人口過剰、環境破壊、戦争や気候変動が注目されています。多くの専門家たちは、これらの要因が複雑に絡み合うことで衰退が進んだと考えています。状況が悪化する中、干ばつが文明衰退のとどめを刺したと考えている専門家もいますが、まだこの論争に決着はついていません。実際のところ、マヤ文明の衰退に、気候変動はどれほどの影響をおよぼしたのでしょう?

 

マヤの遺跡に眠る手がかり

 

2019年の3月、3年間の予備調査を経て、私たちはついにその手がかりを発見しました! サン・クラウディオというマヤの遺跡の中にある湖に、特別な地層があったのです。何が特別かというと、この地層には、とても薄くて美しい縞模様が刻まれていたのです。

 

メキシコで年縞探しの調査中。私たちのフィールド調査はいつも手作り。船の転覆を防ぐためのフロートは、現地のスーパーで買ったワニの浮き輪(約800円)。これがあればワニ(本物)に襲われなくてすむかも……? 戦友のワニ(浮き輪)はプロジェクトのロゴマークになりました。

 

サン・クラウディオ遺跡。あまりにも理想的な形の湖がすぐそばにあったため、メンバー全員が湖に夢中に。結果、遺跡の写真はおざなりに。ここに文明を築いた古代のマヤ人も、この湖に惹きつけられたのだろうか。

 

サン・クラウディオ湖。運命の日。

 

3年間の探索を経て、奇跡の地層をついに発見! すべての苦労が報われる瞬間です。ちなみに、この時の調査は湖底の泥を採取する道具が現地に届かず、失意のどん底からのスタートでした(写っているのは、手に入る材料で慌てて作ったサンプリング道具)。

 

サン・クラウディオ湖に眠っていた年縞。左側が2019年。右側が西暦1320年頃にできた縞。上部(左側)の黒い層は、近年の森林伐採による影響。

 

予備分析の結果、シマシマの1枚1枚は1年の時間に相当することがわかりました。これは年縞(ねんこう)と呼ばれる、いわば土の年輪のようなものです。さらに詳しく調べると、白い縞は乾いた季節(乾季)、黒い縞は湿った季節(雨季)にできたこともわかってきました。

 

つまり、このシマシマを1枚1枚数えていけば、1年ずつ時間をさかのぼっていくことができます。そして、縞に含まれている物質を細かく分析していけば、古代のマヤ人がある年のある季節に経験した、干ばつや大雨のような異常気象の記録まで取り出すことができるのです。

 

2020年3月、いよいよ私たちの挑戦が始まります。

 

この地層を手作業で掘り抜いて、マヤ文明の歴史を完全にカバーする年縞を手に入れたい。そして、古代のマヤ人が経験した、気候変動・異常気象のすべてを明らかにしたい。その記録をマヤの正確な暦に裏打ちされた歴史と比べることで、文明衰退の謎に迫りたい。この目標を達成するため、最高のチームが集結しました。

 

しかし、時には厚さ300ミクロン(0.3㎜)にも満たないような、薄いシマシマを顕微鏡の下で1枚1枚数え上げ、さらにそこに含まれる異常気象の証拠を漏らさず分析するためには、途方もない時間と労力、そしてお金がかかります。つまり、みなさんのご支援がどうしても必要なのです。

 

ぜひ私たちと一緒に、マヤ文明衰退の謎を解き明かす旅に出かけましょう。応援、よろしくお願いします!

 

 

 

 


【ご寄附をいただくみなさまへのお願い】

 

1: 領収書の発行について

領収書については、ブルーバックスアウトリーチでの募集終了後、手続きを経て、学校法人立命館に寄付金が入金されたのちに、ご送付となります。

領収書の発行日は、お申込受付日やカード決済口座からの振替日ではなく、学校法人立命館への入金日となりますので、あらかじめご了承ください。

本プロジェクトが成立した場合の入金日は、2020年1月下旬の予定です。

 

2: リターンの性質について

「フィールド調査へのご招待」を含め、リターンの内容は、すべて寄附に対する感謝を表すものとして、関係法令・通達等を参考に、対価性・換金性の低い「お礼の気持ち」として設定させていただいたものです。

とくに現地への渡航に関しては、調査地域でのご案内等、みなさまの知的好奇心にこたえ、可能な範囲で安全・安心に行動していただけるよう努めますが、一般的な旅行会社等の提供するツアーなどとは異なり、旅行・観光をサービスとして提供させていただくものではありません。

あくまで、研究への興味ご関心を持っていただける方に調査に同行いただく機会を提供するものであり、原則として個人での旅行と変わらないものであることを、あらかじめご了承ください。

よくある質問

「寄附型」プロジェクトとは、どのようなものですか?(枠組み/個人情報の取り扱いなど)
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:「寄附型」プロジェクトでは、起案者である研究者の方が呼びかけ人となってプロジェクトを行い、所属している大学等の基金などへの寄附を呼びかけるプロジェクトです。ブルーバックスアウトリーチでお支払いいただく支援金は、そのまま大学等の研究機関の寄附受付口座などに届けられます。
こうしたプロジェクトでは、「寄附型」ではないプロジェクトとは異なり、支援者のみなさんの寄附を受け付ける(寄附契約を結ぶ)のは、各大学等の寄附基金になり、領収書の発行や、リターンの発送なども、原則として各大学等から行われます。
これらの寄附、および各大学等が行うリターンなどの業務のため、ブルーバックスアウトリーチは、必要な個人情報を、大学等と共有させていただきます。
より詳しくは、「利用規約(寄附型プロジェクトに関する特則)」をご参照ください。
志に共感し、法人から寄附をしたいと思っていますが、可能でしょうか?
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:ブルーバックスアウトリーチは、基本的には個人からの寄附に対応させていただくことを中心にサービスを提供していますが、とくにご連絡をいただいた場合は、可能な範囲で別途、ご対応させていただいております。まずはページ下部の「お問合せ」からフォームにてお問合せください。
支払い方法はクレジットカードのみのようですが、他の支払い方法には対応できませんか?
ブルーバックスアウトリーチ事務局がお答えします:本サービスは、クレジットカード会社が提供する「与信枠確保」の仕組みを利用し、プロジェクトが成立するまではお引き落としを発生させずに、支援を表明いただける機能を提供しています。
このため、基本的にはクレジットカード以外の決済手段には対応しておりませんが、一部条件がそろった特別な場合には、銀行振込での支援もお受けすることができることがあります。お手数ですが、まずはページ下部の「お問合せ」からフォームにてお問合せください。
また、「クレジットカードのように使えるカード」として提供されているバンドルカードについては、クレジットカードとは機能が異なるため、プロジェクト終了日から40日未満の場合しか、支援をいただくことができません(手続きは可能ですが、40日以上募集期間があるうちにバンドルカードで支援をいただいても、募集の終了前にキャンセル扱いになる可能性があります)。また、提供会社によって規則が異なるため、すべてのバンドルカードをご利用いただけるかどうかは、本サービスでは保証しておりません。あらかじめご了承ください。